きれいな一人部屋

マンションや住宅を丸ごと貸し出した時の民泊利益は?

「一室貸し」は採算が見込めるのか?

民泊の形態には、1つの部屋に2~3人を泊める「シェアルーム」、1つの部屋を1人に貸し出す「個室」、マンションの一室や住宅丸ごとを貸し出す「一室貸し」などがあります。

今回は、部屋のサイズにもよりますが、台所やトイレ、お風呂が完備された「一室貸し」にスポットをあて、その収益について解説してみたいと思います。

シェアルームなどに比べて比較的高い宿泊料金を設定することが多く、その分、高い収益が期待できる「一室貸し」ですが、維持費が高くなる傾向にあります。

民泊のためにマンションの一室を購入した場合は、初期費用が高くなりますし、自分が住んでいないため、清掃を外部の業者に任せることも考えなければなりません。最近では、鍵の受け渡しを代行してくれる業者も現れました。ちなみに、清掃を外部業者に依頼すると1時間で5,000円ほどが相場になっているようなので、その分は、宿泊料金とは別に請求する民泊運営者もいます。

「一室貸し」でもっとも悩ましい点は、物件を購入する、もしくは借りる場合です。自分が持っている家の部屋を一部だけ貸し出す場合は、運営費もかかりませんが、民泊のために物件を購入したり、借りたりする場合は、その分が経費として収益を圧迫します。

例えば、家賃70,000円で借りた部屋を民泊で貸し出した場合、民泊の利益が70,000円を超えなければ赤字になってしまいます。民泊は需要と供給のバランスで成り立っていますので、利益が70,000円の月もあれば、100,000円を超えた月もあると言ったバランスで運営しなければ採算が見込めません。

一室貸しした場合の利益を計算してみよう

パソコンでシミュレーション
具体的に「一室貸し」のシミュレーションを行ってみます。

■宿泊料金10,000円で20日稼働の場合
売上:200,000円
手数料:△6,000円
収益:194,000円

家賃:△100,000円
光熱費:△6,000円
その他:△8,000円
支出計:△114,000円

収益:194,800円-支出114,000円=利益80,800円

以上がシミュレーションです。いかがでしょうか。

一室貸しをするには好条件の物件が良い

ここでいくつか疑問を持った方もいるでしょう。まず「20日の稼働が現実的なのか」と言う疑問です。各情報サービスによりますと、閑散期は10日稼働の時もあると言いますから、立地など好条件の物件を見つけた方がいいのは言うまでもありません。

「清掃や鍵の受け渡しはどうするのか」と言う疑問も出てくるかと思います。これについては、先ほども紹介した通り、業者に依頼することもできますが、その分利益を圧迫します。そこで、当初は自分で清掃や鍵の受け渡しができる立地の物件で民泊ビジネスをスタートさせることが、閑散期を乗り切る1つの手段になりえるということが言えます。

投稿者: 編集部担当デスクA

編集部担当デスクA
民泊・インバウンドについてのメディア記事を編集しています。